まだあるシック・ボーの賭け方

シック・ボーの本編のページでは、多くのカジノでプレイできるシック・ボーの賭け方についてご紹介しました。

このページでは、本編のページでは紹介しきれなかった賭け方についてご紹介します。

サイド拡張領域に設定された賭け方

ここで紹介する賭け方は、3つのサイコロの目を3つとも当てる2種類の賭け方です。

この賭け方を楽しむことができるテーブルでは、プレイヤーから見て左側が拡張され、賭ける場所が設けられているケースが多いです。テーブルの中央に賭ける位置がある場合もあります。

テーブルのイラストで、表示／非表示が繰り返される青枠と青数字は、次にご説明する「賭け方の種類と払戻」の項目番号と対応しています。下記のリンクをクリックしていただくと、賭け方と払戻倍率の説明へジャンプすることができます。

当サイトで調査したところ、複数のカジノでこの賭け方が可能でした。^{*参考資料1}、^{*参考資料2}

1. Double and Single Combination Bet（ダブルと特定の目の組合せ賭け）

「Double and Single Combination Bet（ダブルと特定の目の組合せ賭け）」は、3つのサイコロのうち2つの目が同じ数字で残りの1つは別の数字であると予想し、かつ、その目の数字をズバリ当てる賭け方です。「Double Numbers With Single Dice Combinations」と表記しているカジノもあります。

例えば、このイラストのテーブルに置かれたチップは、プレイヤーが2つのの目と、1つのの目が出ると予想し、賭けたものです。

この賭け方は、勝ちとなる出目のパターンが3通りしかないため、払戻倍率が高く設定されています。本サイトで確認した払戻倍率は、いすれのカジノも51倍でした。

払戻倍率は調査したカジノで同じでしたが、それ以外でカジノで異なる重要な違いがありました。それは、賭けの対象となる選択肢（賭ける場所）の数です。

先に示したイラストでは、この「Double and Single Combination Bet（ダブルと特定の目の組合せ賭け）」賭け方の賭ける場所は、28か所でした。 左上と右下に、不自然に見える空いた場所かあります。

一方、一部のカジノでは、次のイラストのように、先のイラストのテーブルでは空いていた場所に「112」と「665」が書かれて、賭ける場所が全部で30か所あります。（2か所のピンク色指矢印を見てください。）

この2つの追加されている賭けの場所のうち「112」は、予想が当たったときに3つの目の合計数が4となります。つまり、「112」の目が出ると、青色の指矢印で示した「Total Sum Combination Bet（合計数賭け）」の合計数4も当たりとなります。

これは、サイコロの３つの目がズバリ「112」となると予想するならば、 賭け方としては、「Double and Single Combination Bet（ダブルと特定の目の組合せ賭け）」の「112」に賭ける以外に、Total Sum Combination Bet（合計数賭け）」の合計数4に賭けるという選択肢もあるということです。

本サイトで調査したTotal Sum Combination Bet（合計数賭け）」の合計数4の払戻倍率は、51倍から63倍でした。

サイコロの目がズバリ「665」となると予想したときも同様に、2通りの賭け方の選択が可能です。

このことよりわかるのは、「Double and Single Combination Bet（ダブルと特定の目の組合せ賭け）」に「112」と「665」のないカジノは、良心的なカジノで、『「116」または「665」と予想されたのであれば、払戻倍率がより高い合計数賭けに賭けてください。』とテーブルを通して伝えられているということです。

一方、「Double and Single Combination Bet（ダブルと特定の目の組合せ賭け）」に「112」と「665」の賭ける場所のあるカジノは、合計数賭けの払戻倍率を51倍以下に低く抑えているカジノか、プレイヤーが誤って払戻倍率の低い場所に賭けたら「しめしめ」と思う悪意のあるカジノということになります。 （たぶん、前者の合計数賭けの払戻倍率を低く抑えているカジノであって、悪意のあるカジノは存在しないと思いますが。）

2. 3 Single Number Combination Bet（3つの異なる目の組合せ賭け）

「3 Single Number Combination Bet（3つの異なる目の組合せ賭け）」は、3つのサイコロの出目が3つとも異なる数字であると予想し、その3つの数字を3つともズバリ当てる賭け方です。「Three Single Dice Combinations」と表記しているカジノもあります。

この賭け方は、勝ちとなる出目のパターンが6通です。本サイトで確認した払戻倍率は、いすれのカジノも31倍でした。

サイコロの目に色を設定した賭け方

ここで紹介するシック・ボーの賭け方は、普通のサイコロではなく、次のイラストで示すような シンボル（絵記号）が書かれ、赤・緑・青の色が設定されたサイコロを使って行う賭け方です。

サイコロの6面に書かれている絵記号は、1が魚、2がエビ、3がひょうたん、4がコイン、5がカニ、6がにわとりです。魚とにわとりは赤色、エビとカニは緑色、ひょうたんとコインは青色に分類されます。

各絵記号に数字が対応付けられていることから普通のサイコロで行う場合と同じ賭け方ができます。加えて、赤・緑・青の色分類が設定されていることから、次の賭け方を楽しむことができます。

このシンボル（絵記号）・色の設定したサイコロを利用するシック・ボーは、特定のカジノで楽しむことができます。^{*参考資料3}

1. Specific Colour Triples（特定の色のトリプル賭け）

「Specific Colour Triples（特定の色のトリプル賭け）」は、選択した色が3つ揃うと予想した賭け方です。

イラストの例では、赤色に賭けていますので、3つのサイコロとも、1の魚または6のにわとりが出ると予想しています。

赤色の目が3つ揃う事象を普通のサイコロに置き換えると、3つのサイコロの目がすべて1の目または6の目が出ることになります。

勝ちとなるサイコロの目の組合せは、 すべて魚となる組合せ（）が1通り、 魚が2つとにわとりが1つの組合せ（）が3通り、 魚が1つとにわとりが2つの組合せ（）が3通り、 すべてにわとりとなる組合せ（）が1通り、全部で8通りです。

「Specific Colour Triples（特定の色のトリプル賭け）」の払戻倍率は24倍、プレイヤーの期待値は次の表のとおりです。

2. Any Colour Triple（いずれかの色のトリプル賭け）

「Any Colour Triple（いずれかの色のトリプル賭け）」は、赤、緑、青のいずれかの色が3つ揃うと予想した賭け方です。 何色が揃っても勝ちとなります。

勝ちとなるサイコロの目の組合せは、 赤色が3つ揃う組合せ（）が「Specific Colour Triples（特定の色のトリプル賭け）」に記載したとおり8通り、緑色が3つ揃う組合せ（）もと青色が3つ揃う組合せ（）もそれぞれ8通り、全部で24通りです。

「Any Colour Triple（いずれかの色のトリプル賭け）」の払戻倍率は8倍、プレイヤーの期待値は次の表のとおりです。

3. Specific Colour Double（特定の色のダブル賭け）

「Specific Colour Double（特定の色のダブル賭け）」は、選択した色の目が2つ以上出ると予想した賭け方です。

イラストの例では、赤色に賭けていますので、3つのサイコロのうち、1の魚と、6のにわとりが、合わせて2つ以上出ると予想しています。

「Specific Colour Double（特定の色のダブル賭け）」では、選択した色が2つ出た場合にプレイヤーの勝ちとなりますが、 選択した色が3つ揃った場合も勝ちとなります。（参考資料3の3.10.2.を参照してください。）

「Specific Colour Double（特定の色のダブル賭け）」で勝ちとなる組合せは、全216通り中の56通りです。払戻倍率は4倍ですので、プレイヤーの期待値は、次の表のとおりです。

不思議なことに、プレイヤーの期待値が1を超えています。こんなカジノが損をするような期待値のゲームは、通常ありえません。何回か確認、計算してみましたが、間違っていないように思えます。

となると、参考資料3の3.10.2.の記載誤りでしょうか。ここには、選択した色が3つ揃ったときに、ダブルの組合せが3つあるからという理由で3回分の勝ちにはならず、1回の勝ちとなると記載されています。この部分が、3つ揃ったときにはの勝ちとはならないということであれば、勝ちとなる組合せが48通り、期待値は0.8889となります。期待値は0.8889は、他のいくつかの賭け方と同じ水準です。

今後、カジノWebサイトに掲載されているゲームのルールが訂正される可能性もありますので、ときどき確認してみます。

実際にカジノへ行かれてプレイされる場合は、賭ける前に、勝ちとなるルールをカジノのスタッフに確認してください。期待値が1を超えるルールで運用されていることは、通常ありえませんので。

4. Single Colour（特定の色賭け）

「Single Colour（特定の色賭け）」は、選択した色の目が1つ以上出ると予想した賭け方です。

イラストの例では、緑色に賭けていますので、3つのサイコロのうち、2のエビまたは5のカニが、1つ以上出ると予想しています。

「Single Colour（特定の色賭け）」では、選択した色の目が3つのうち1つ出たときだけでなく、2つ出たとき、3つとも出たときもプレイヤーの勝ちとなります。（参考資料3の3.15.を参照してください。）

「Single Colour（特定の色賭け）」で勝ちとなる組合せは、全216通り中の144通りです。払戻倍率は2倍ですので、プレイヤーの期待値は、次の表のとおりです。

この「Single Colour（特定の色賭け）」も「Specific Colour Double（特定の色のダブル賭け）」同様に、プレイヤーの期待値が1を超えています。不思議です。単純に、3色全部に同額をかけ続けると、儲かってしまいます。

参考資料3の3.15.には、指定した色が2つ出た場合も、3つとも出た場合も勝ちと記載されています。この記載が誤りで、指定した色が2つ出た場合と3つとも出た場合はプレイヤーの負けとすると期待値は、0.8148となります。

「Specific Colour Double（特定の色のダブル賭け）」と同様に、Web上のルールブックが修正されるかをときどき確認してみます。

実際にカジノへ行かれてプレイされる場合は、賭ける前に、勝ちとなるルールをカジノのスタッフに確認してください。期待値が1を超えるルールで運用されていることは、通常ありえませんので。

参考資料

最終更新日：2023年02月09日