ホームへ

ポーカー

サイト案内人のアイコン

ポーカー(Poker)は、トランプを用いるゲームで、プレイヤーが手札のカードの優劣を競うゲームです

2プレイヤーのハンド比較

ホーカーは、比較的なじみのあるゲームでありながら、本格的にプレイするのは非常に敷居の高いゲームです。

カードゲームで遊ぶ子供たち

子供のころにトランプで遊ばれた方も多く、ストレート、フラッシュ、フルハウスなど、ポーカーのとその優劣は知っているけれども、実際にカジノでプレイするのはとても無理という人が多いと思います。

ポーカーを深く理解し、実際に楽しむには、乗り越えなければいけない2つのハードルがあります。1つ目はプレイできるだけのゲームについての知識を得ること2つ目は他のゲームにはない心理的な戦いという特殊性があることです。

サイト案内人のアイコン

ポーカーには、使用するデッキの構成、表向きまたは裏向きに配られる枚数、プレイヤーが共有するカードの枚数の違いなどにより、いろいろなバリエーションがあります。このいろいろなバリエーションの存在が、知識の習得を難しくしています

1つめのハードルであるプレイできるだけのゲームの知識を得るには、まず、下記に記載した各バリエーション共通の知識を得た上で、挑戦するゲームを決めてそのゲームを深く理解するのがよいと考えています。

  • 多くのゲームで採用されている勝敗の判定方法
  • ゲームのバリエーションの体系
  • 各バリエーションに共通の用語
心理戦

2つめのハードルである心理戦については、まずはばっさり切り捨てて、心理戦のないゲームの形態でプレイを楽しむのが良いと考えています。心理的な戦いを楽しむのは、心理戦のないゲームの形態を極めてからの方が無難です

本ページでは、多くのポーカーで共通の一般的なことがらについて説明し、詳細については個々のゲームのページにてご説明します。



ゲームの参加形態と、対戦の形態

競技ポーカーと賭けポーカー

サイト案内人のアイコン

ポーカーには、競技ポーカーの世界と、賭けのポーカーの世界があります。


● 競技ポーカー

競技ポーカー

競技ポーカーは、その名称のとおり、競技として行うポーカーのことでです。

競技ポーカーでは、ポーカーのプロが大会※に参加し、成績優秀者が賞金を得ます。競技ポーカーは、ゴルフと同じように考えるとわかりやすく、ギャンブルではないと考えられています*1

※ 日本でも、「全日本ポーカー選手権」という大会が開催されています。*2 ※ 開催場所がカジノの大会もたくさんあります。

● 賭けポーカー

賭けポーカー

賭けポーカーは、カジノでお金を賭けてプレイするギャンブルとしてのポーカーです。誰でもプレイに参加できます。

賭けポーカーは、ギャンブルですので、日本の国内ではプレイすることができません。


サイト案内人のアイコン

本サイトでは、カジノでプレイできるポーカーについて、情報を提供してゆきます



プレイヤー同士の対戦と、プレイヤーとディーラーの対戦

サイト案内人のアイコン

ポーカーは、プレイヤー同士で対戦する形態だけでなく、プレイヤーとディーラーが対戦する形態もあります。

● プレイヤー同士の対戦形態

プレイヤー同士で対戦するポーカー

テーブルに参加する複数のプレイヤーが、一堂に対戦します。テーブルにディーラーはいますが、お世話係であり、勝負には参加しません

カジノは、ディーラーがゲームに参加していませんので、ゲームの中で利益を上げることができません。そのため、カジノは、ゲームに参加するプレイヤーより、レイク(rake)という手数料を受け取ります※。

バカラをご存じの方は、コミッションに相当すると解りやすいです。

プレイヤー同士の対戦は、心理戦の要素が強く含まれます

● ディーラーとプレイヤーの対戦形態

ディーラーと対戦するポーカー

ディーラーとプレイヤーの対戦形態では、プレイヤーはディーラーとのみ対戦します。プレイヤー同士は対戦しません。また、他のプレイヤーとディーラーの対戦は、自分の対戦に影響を与えません。※

ブラックジャックをご存じの方は、ブラックジャックの対戦形態と同じと考えていただくと解りやすいです。

ディーラーとプレイヤーの対戦形態では、カジノは手数料(レイク)を徴収しませんカジノの利益は、ゲームのルールの中に、ハウスアドバンテージとして組み込まれています

ディーラーとプレイヤーの対戦形態では、心理戦の要素は含まれません。ディーラーは、ハンドが悪くても降りることなく勝負してくれます。純粋にハンドの優劣を考えてプレイできます


ハンドの優劣と勝敗の判定

サイト案内人のアイコン

ポーカーのハンドの優劣と勝敗の判定方法には、いくつかのルールがあります。

ここでは、最も一般的で、多くのゲームのバリエーションで採用されているハイ ポーカー(high poker)※のルールにおけるハンドの優劣と勝敗の判定方法について説明します。

※ ハイ ゲーム(high games)という場合もあります。*3


勝敗判定の流れ

サイト案内人のアイコン

勝敗の判定は、次の流れに従って行われます。※

※ プレイヤーとディーラーの対戦形態では、ディーラーもフレイヤーとして勝敗を判定します。この対戦形態では、プレイヤーごとに勝敗の判定が行われます。つまり、1テーブルで複数の勝敗の判定が同時に行われます。

1. 降りずに残ったプレイヤーを確認
降りたプレイヤーは、降りた時点で負けとなります。以降の勝敗判定の対象外です。

残ったプレイヤーで勝敗判定
降りずに残ったプレイヤーが1人のときは、その残ったプレイヤーの勝ちとなります。
降りずに残ったプレイヤーが複数名のときは、「2. 役のランクを比較」以降の判定にて、勝者を決めます。

2. 役のランクを比較
ハンドののランクを比較します。最も高いランクの役のプレイヤーが勝ちとなります。

役のランク比較
最も高いランクの役のプレイヤーが複数の場合は、次の比較を行います。

3. 役を構成するカードの数字を比較
ハンドを構成するカードの数字の高低(強弱)を比較します。
ハイ ポーカーでは、Aのカードが最も高い(強い)数字で、以降、KのカードQのカードJのカード、… の順番で高く(強く)、2のカードが最も低い(弱い)数字です。
役を構成するカードの数字が最も高い(数字)のプレイヤーが勝ちとなります

役を構成する数字の比較
最も高い(強い)数字のプレイヤーが複数の場合は、次の比較を行います。

4. 役を構成していないカードの数字を比較
ハンドを構成しないカードの数字の高低(強弱)を比較します。役を構成しないカードをキッカー(kicker)といいます。
カードの数字の高低(強弱)は、「3. 役を構成するカードの数字を比較」のときと同じです。
役を構成していないカードの数字が最も高い(数字)のプレイヤーが勝ちとなります

役を構成していない数字の比較
(役を構成していないカードが複数枚あるときの比較や、役ごとの比較時の注意点など、詳細については後述します。)
役を構成していないカードの数字がすべて同じときは、勝ち負けがつきません。プレイヤー同士の対戦形態では、勝者が複数名となります。
複数のプレイヤーが勝利
ディーラーとの対戦形態では、引分けとなります。
ディーラーと引分け

注意事項
カードのマーク♠は、勝敗に関係ありません。
数字が同じで、マークだけが異なるハンドは、同じ高さ(強さ)のハンドです。


役の種類とランク *3

サイト案内人のアイコン

ポーカーでは、ルールに従って、5枚のカードのハンドを作ります。

52枚のカードでプレイするゲームでは、5枚のカードのハンドで、次の表に示す9種類のを作ることができます。

役にはランンクがあり、表の上側に示す役が、下側に示す役よりも高い(強い)ランクの役です。

役の名称† カードの構成
役が含まれるハンドの例
補足説明
ストレート フラッシュ
Straight flush
後述するストレートと、フラッシュが同時に成立したハンド
ストレートフラッシュ
AのカードKのカードQのカードJのカード10のカードのカードの組合せを、特別にロイヤル フラッシュ(Royal flush)またはロイヤル ストレート フラッシュ(Royal straight flush)と呼びます。
フォア オブ ア カインド
Four of a kind

(フォーカード)
同じ数字のカードが4枚含まれるハンド
イラストの例では、♠Jのカードがキッカーです。
フォア オブ ア カインドをクワッド(quad)と呼ぶことがあります。
フル ハウス
Full house
同じ数字のカードが3枚含まれ、他の2枚のカードが3枚の数字とは別の数字のペアであるハンド
フル ハウスを、フル ボート(full boat)、タイト(tight)またはボート(boat)と呼びことがあります。
フラッシュ
Flush
5枚とも同じマークのカード
 
ストレート
Straight
5つの連続した数字のカード
ハイポーカーでは、Aのカードを1と数えることができます。AのカードKのカードQのカードJのカード10のカードの組合も、5のカード4のカード3のカード2のカードAのカードの組合せも、ストレートとして成立します。
スリー オブ ア カインド
Three of a kind

(スリーカード)
同じ数字のカードが3枚含まれるハンド
イラストの例では、Jのカードと♣2のカードがキッカーです。
スリー オブ ア カインドは、トリップス(trips)、セット(set)と呼ばれることがあります。
ツー ペア
Two pair
同じ数字のペアが2つ含まれるハンド
イラストの例では、7のカードがキッカーです。
ワン ペア
One pair
同じ数字のペアが1つ含まれるハンド
イラストの例では、Aのカード、♣7のカード3のカードがキッカーです。
ハイ カード
High card

(ノーペア、役なし)
この表の上側に記載されている役が含まれていないハンド
ハイ カードは、ノー ペア(no pair)と呼ばれることがあります。
†:名称の( )内は、日本での通称です。

サイト案内人のアイコン

52枚のカードに加えて、ジョーカー(Joker)などのワイルドカード(wild card)を使用するゲームでは、5枚のカードの数字が同じファイブ オブ ア カインド(Five of a kind)の役が成立します。

ファイブ オブ ア カインドの例

このファイブ オブ ア カインドは、ストレート フラッシュよりもランクが高位に位置づけられる最強のハンドです。


カードの数字のランク

ポーカーでは、役だけでなく、カードの数字にもランクが設定されています。Aのカードが最も高い(強い)ランクで、2のカードが最も低い(弱い)ランクです。

カードの数字の高低(強弱)

この数字のランクは、ストレートの成立時に、一部例外があります。次のイラストような5のカード4のカード3のカード2のカードAのカードのストレートでは、Aのカードが最もランクの低い(弱い)数字となります。

最もランクの低い(弱い)ストレート

ストレート同士のハンド比較となったとき、5のカード4のカード3のカード2のカードAのカードのストレートは、5のカードの数字を最もランクの高い(強い)カードとして、相手のハンドと比較します。そのため、相手のカードも同じ5のカード4のカード3のカード2のカードAのカード以外のときは、すべて負けとなります。


ゲームのバリエーション体系

サイト案内人のアイコン

ポーカーのゲームにはいろいろなバリエーションがありますが、大きく4つの体系に分けることができます。4つの体系の特徴は、次のとおりです。*4


ストレート系

ストレート ポーカー(Straight poker)系は、もっとも古くからあるポーカーのバリエーションです。

ストレート系のゲームは、完全なハンドが各プレイヤーに配られ、1ラウンドでベットすることが特徴です。

5枚ずつ裏向きカードを持ったプレイヤー

ドロー ポーカー系

ドロー ポーカー(Draw poker)系のゲームでは、最初のベッティングラウンドの前に、各プレイヤーに対して5枚の完全なハンドが配られます

カードの山と3枚のカード

プレイヤーは5枚のカードを確認した上でベットを行い、最大3枚のカードを捨てて、カードの山(deck)の一番上から新しいカードを取ることができます

その後、さらにベッティング ラウンド※が行われます。最後に、各プレイヤーは自分のカードを提示する必要があり、最高の手札を持つプレイヤーが勝ちとなります。

※ ベッティング ラウンド:ポーカーでは、プレイヤーが時計回りで順番に、賭ける、降りる、賭けずに留まるの判断を行います。その時点でゲームに参加しているプレイヤー全員が、ぐるりと一回り判断を行うアクションをベッティング ラウンドといいます。

ドロー ポーカー系の広く親しまれているゲームには、スタンダード ファイブ カード ドロー(Standard five-card draw)というゲームがあります。*5


スタッド ポーカー系

スタッド ポーカー(Stud poker)系は、ストレート系の次に古くからあるバリエーションのゲームです。

スタッド ポーカー系のゲームでは、最初にそれぞれのゲームのルールで決められた数のカードが配られ、その後、ベッティング ラウンドが始まります

例えば、人気のあるセブン カード スタッド(Seven-card stud)では、最初にプレイヤーごとに3枚のカードを配り、ベッティング ラウンドが開始されます。プレイヤーは、ベットのラウンドごとに1枚ずつ追加のカードを受け取り、最終的に合計7枚のカードを受け取り、その7枚の中から最善の5枚のカードでハンドを作ります

セブン カード スタッドのイメージ

スタット ポーカー系の広く親しまれているゲームには、セブン カード スタッド以外に、カリビアン スタッド(Caribbean stud)などのゲームがあります。


コミュニティー カード ポーカー系(ホールデム系)

コミュニティ カード ポーカー(Community card poker)系は、スタッド ポーカー系の一種で、合計7枚のカードより最善の5枚のカードでハンドを作ります。フロップ ポーカー(flop poker)とも呼ばれます。

コミュニティ カード ポーカー系のゲームの特徴は、プレイヤーには不完全なハンドが裏向きに配られ、表向きでテーブル中央に置かれた共有のカード「コミュニティー カード」と合わせてハンドを作ることです。

コミュニティ カード ポーカーのイメージ

スタット ポーカー系の広く親しまれているゲームには、テキサス ホールデム(Texas hold ‘em)、オハマ(Omaha)などのゲームがあります。


基本的な用語

サイト案内人のアイコン

ここでは、各種ゲームに共通で用いられる基本的な用語について、簡単に説明します。ポーカーをプレイしたことがない方でも拒絶反応なく読めるように、説明する用語を限定しています。

用語の詳細や、各種ゲームで個別に用いられる用語については、別のページにて説明を予定しています。


各種ゲーム、対戦形態にかかわらず共通で用いられる基本的な用語

アンティ(ante)
参加料の意味合いで、参加者全員がゲームの最初に行う強制ベット  もっと詳しく:アンティ

ベット(bet)
ベッティングラウンドにおいて、最初に賭けること(ディーラー対戦型の形態では、単純に賭けること)

フォールド(fold)
ゲームを降りること  もっと詳しく:フォールド

チェック(check)
ベットせずに、ゲームに留まること  もっと詳しく:チェック


プレイヤー同士の対戦形態でのみ用いられ、ディーラーとの対戦形態では用いられない用語

ポット(pot)
ゲームにおけるすべてのプレイヤーの賭金。または、その賭金のテーブル上の置き場所

レイズ(raise)
前のプレイヤーよりも賭け金を上げること  もっと詳しく:レイズ

コール(call)
前のプレイヤーと同額を賭けること  もっと詳しく:コール

オール イン(all-in)
手持ちのチップをすべて賭けること


参考資料

*1:「競技ポーカーの世界とは?(IR(統合型リゾート関連))」『スポニチPLUS』。2020年5月22日(金)、URL:https://sponichi.net/sponichi-plus/ir/tsuguni/tsugunii_200522/ 参考資料

*3:List of poker hands (Feb. 18, 2023, 16:13 UTC). In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_poker_hands 参考資料

*4:Poker (Feb. 28, 2023, 12:50 UTC). In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Poker 参考資料

*5:Draw poker (Feb. 26, 2023, 15:02 UTC). In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Draw_poker 参考資料

最終更新日:2024年08月13日

注意事項

  本サイトの情報は、ギャンブルを行うことを推奨するものではありません。
  ギャンブルを行われるときは、ご自身の判断と責任で行ってください。

管理者おすすめサイト

広告