ユニット(unit)
宝くじの販売の構成単位。ユニットにより、当せん等級の構成、各当せん等級の賞金額、構成単位の販売枚数が定義されます。
「ユニット」という用語は、主にジャンボ宝くじで用いられます。
ユニットの情報を集計することで、宝くじ購入者への払戻割合(および控除率)を知ることができます。

右側に掲載されている表は、「第951回 全国自治宝くじ バレンタインジャンボ宝くじ」の商品概要、当せん金・本数です。*1
表中のピンク色指矢印を付けた「販売総額」の箇所に、このバレンタインジャンボ宝くじでは、10ユニットの販売を予定しており、1ユニットは1,000万枚で構成されることが記載されています。
宝くじの番号は「100000番」から「199999番」までで、10万枚が1組となっています。1ユニットは1,000万枚ですので、この宝くじは1ユニットは100組で構成されていることになります。*2
下の写真は、実際の宝くじの写真です。宝くじ1枚ごとに、ユニットの番号、ユニット内の組番号と100000番より振られた番号が印刷されています。

右上の表の青色指矢印を付けた「当せん金・本数」には、等級の構成、各等級の賞金額が記載されています。
1等が10本となっていますが、この本数は販売予定の10ユニット合計の本数です。つまり、1ユニットの構成はイラストのとおりで、1本の1等が含まれていることになります。
実は、この1ユニットの構成は、はずれの本数を除いて、宝くじの裏面にもしっかりと記載されています。

1ユニットの組数
1ユニットの組数は、一定ではなく、すべてのジャンボ宝くじで同じではありません。
多くのジャンボ宝くじでは1ユニットは100組です。一方、2023年11・12月に発売された第984回 全国自治宝くじ 年末ジャンボ宝くじは1ユニット200組となっています。*3
そのため組の番号は、多くの宝くじでは01組から100組であるのに対して、第984回 全国自治宝くじ 年末ジャンボ宝くじでは01組から200組までであります。
次の表は、いくつかのジャンボ宝くじ、ジャンボミニの1ユニットあたりの組数、枚数を比較したものです。*3、*4
発売月 | 開催回 | 名称 | 組数 | 枚数 |
2024年 2・3月 | 第993回 | バレンタインジャンボ宝くじ | 100組 | 1,000万枚 |
第994回 | バレンタインジャンボミニ | 100組 | 1,000万枚 | |
2023年 11・12月 | 第984回 | 年末ジャンボ宝くじ | 200組 | 2,000万枚 |
第985回 | 年末ジャンボミニ | 100組 | 1,000万枚 |
参考資料
*1:「ジャンボ宝くじ」『宝くじ公式サイト』。2023年2月11日 (土) 11:18 JST、URL:https://www.takarakuji-official.jp/
*2:「宝くじニュース」『宝くじ公式サイト』。2021年11月5日 (金)、URL:https://www.takarakuji-official.jp/news/recent/?newsId=211101
*3:「「年末ジャンボ宝くじ」1等・前後賞合わせて10億円!2つの“年末ジャンボ”が21日(火)から同時発売!」『宝くじ公式サイト』。2023年11月6日(月)、URL:https://www.takarakuji-official.jp/news/recent/?newsId=231101
*4:「2つの「バレンタインジャンボ」が14日(水)から全国同時発売!」『宝くじ公式サイト』。2023年11月6日(月)、URL:https://www.takarakuji-official.jp/news/recent/?newsId=240201
最終更新日:2024年02月20日