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ペア(pair) 

8のペア

2枚の同じ数字のカードペア(pair)といいます。





テキサス ホールデムのペアの呼称

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テキサス ホールデムでは、ペアとなる2枚のカードの構成の違いにより、いろいろな呼称があります。

ここでは、主なペアの呼称についてご紹介します。


ポケット ペア

プレイヤーに配られる2枚のカードをホール カードといいます。このホール カードの2枚のカードがペアのとき、そのペアをポケット ペア(pocket pair)といいます。

ポケット ペア


オーバー ペア

ホケット ペアのうち、ペアの数字がコミュニティ カードのどのカードの数字よりもランクが上のときに、そのペアをオーバー ペア(over pair)といいます。

オーバー ペア

上記イラストの例では、ホケット ペアの数字が Kのカード です。一方、コミュニティ カードの中で最もランクの高い数のカードは、Qのカード です。

したがって、このイラストのポケットペアは、オーバー ペアとなります。


トップ ペア(トップ ヒット)

ホールカードの1枚と、コミュニティーカードの中で最もランクの高いカードでペアが構成されるとき、そのペアをトップ ペア(top pair)またはトップ ヒット(top hit)といいます。

トップ ペア(トップ ヒット)

上記イラストでは、ホール カードの 10のカード と、コミュニティ カードの 10のカード でペアとなっています。

コミュニティ カードの中では、10のカード が最もランクの高い数字のカードのため、イラストのペアはトップ ペア(トップ ヒット)となります。

一方、トップ ペア(トップ ヒット)とは反対に、ホール カードの1枚と、コミュニティーカードの中で最もランクの低いカードのペアは、ボトム ペア(bottom pair)といいます。

次のイラストは、ボトム ペアの例です。

ボトム ペア


ハイ ポケット ペア

ハイ ポケット ペア

勝つ可能性の高い AのカードAのカードKのカードKのカードQのカードQのカード および JのカードJのカード のポケット ペアを、ハイ ポケット ペア(high pocket pair)といいます。

モンスター ペア

また、ハイポケット ペアを、モンスター ペア(monster pair)ともいいます。


※ ハイポケット ペア、モンスター ペアの範囲には、諸説があります。


ロー ポケット ペア

ロー ポケット ペア

ハイ ポケット ペア とは反対に、勝つ可能性の少ないランクの低い数字のポケット ペアを、ロー ポケット ペア(low pocket pair)といいます。

ロー ポケット ペアの数字の範囲には明確な定めはありませんが、一般的には、7のカード7のカード のペアから、2のカード2のカード のペアが該当します。


ミドル ポケット ペア

ミドル ポケット ペア

ハイ ポケット ペアとロー ポケット ペアの間のポケット ペアを、ミドル ポケット ペア(middle pocket pair)

ミドル ポケット ペアの範囲も明確に決まっていませんが、一般的には、10のカード10のカード9のカード9のカード8のカード8のカードのペアが該当します。


オプション ゲーム「ペア」

ペアで勝利

いくつかのテーブル ゲームでは、テーブルのメインのゲームをしながら、オプションのゲームペア(Pair)」を楽しむことができます。

オプション ゲーム「ペア」は、2枚のカードの数字が揃うことに賭けるだけの、ものすごくシンプルなゲームです。


ペアを楽しむことのできるゲーム

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ペアを楽しむことのできる代表的なゲームは、次のとおりです。

1デッキのトランプ、3のペアカード

当然ですが、いずれのゲームも、トランプを使用するゲームです。

使用するトランプのデッキ数は、まちまちです。バカラでは1デッキのみ使用します。ブラックジャックやポンツーンでは、ゲームが行われるテーブルにより異なり、1デッキから数デッキを使用します。


ペアのルール

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オプション ゲーム「ペア」のルールは、メインのゲームがどのゲームであっても基本的に同じです。

本サイトでは、「ブラックジャックのオプションゲーム」のページに、「ペア(Pair)」の章を設けて、ルール、賭け方、ハウスアドバンテージの情報を紹介しています。よろしければ、ご覧ください。

また、バカラの「テーブルレイアウト」のページには、ペアを賭けることができる9人用のテーブルのレイアウト例を掲載しています。こちらも、よろしければご覧ください。


ペア発生確率

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ペアの発生確率を、シンプル化して、 ディーラーに配られるカードや、他のプレイヤーに配られるカードを無視して考えてみましょう。

ペアの発生確率は、使用するデッキ数が多くなるほど、高くなります。デッキ数とペアの発生確率は、次の表のとおりです。


表:デッキ数とペアの発生確率
 デッキ数 1 2 4 6 8 無限大
 ペア発生確率 5.88 % 6.80 % 7.25 % 7.40 % 7.47 % 7.69 %

ペアの発生時の払戻倍率は、一般的に、11 to 1、日本の競馬などの公営ギャンブルのオッズの表現では 12倍 です。このときの期待値とハウスアドバンテージは、次の表のとおりです。


表:ペアの期待値とハウスアドアンテージ(ブラックジャック、バカラ)
 デッキ数 1 2 4 6 8 無限大
 ペア発生確率 5.88 % 6.80 % 7.25 % 7.40 % 7.47 % 7.69 %
 払戻倍率 11 to 1(12倍)
 期待値 0.706 0.816 0.870 0.887 0.896 0.923
 ハウスアドバンテージ 29.41 % 18.45 % 13.04 % 11.25 % 10.36 % 7.69 %

バカラは、シングルデッキ(1デッキ)でプレイするため、ハウスアドバンテージが 29.41 % で、かなり高めです。

一方、ブラックジャックは、テーブルにより使用するデッキ数が異なり、シングルデッキ(1デッキ)から数デッキまでいろいろなケースがあります。もし、ペアのゲームも同時に楽しむならば、シングルデッキのテーブルは避け、デッキ数の多いテーブルを選択するのが賢明です。


いい感じの期待値 ポンツーンのペア

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ポンツーンは、ブラックジャックやバカラとは異なり、10のカード のカードを使用しません

※ ポンツーンのルールは、地域、カジノで大きく異なります。ここでは、シンガポールのMarina Bay Sands Casinoのルールを基に説明しています。*1

10のカード のカードがないことにより、ペアの発生確率、期待値は、ブラックジャックやバカラとは異なります。

次の表は、ポンツーンにおけるペアの発生確率、期待値、ハウスアドアンテージをまとめたものです。ポンツーンの期待値は、ブラックジャックやバカラよりも高いことがわかります


表:ペアの期待値とハウスアドアンテージ(ポンツーン)
 デッキ数 1 2 4 6 8 無限大
 ペア発生確率 6.38 % 7.37 % 7.85 % 8.01 % 8.09 % 8.33 %
 払戻倍率 11 to 1(12倍)
 期待値 0.767 0.884 0.942 0.962 0.971 1.000
 ハウスアドバンテージ 23.40 % 11.58 % 5.76 % 3.82 % 2.87 % 0.00 %


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ポンツーンは、メインゲームの戦略がとても複雑です。戦略テーブルを暗記するのに、かなりの訓練が必要です。オプションのペアの期待値はブラックジャックよりもプレイヤーに有利ですが、ゲームを楽しめるようになるのは簡単ではありません。


参考資料

最終更新日:2024年08月26日

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