オンラインカジノ（online casino） 

オンラインカジノは、インターネットのネットワーク上に実現されているカジノです。 仮想カジノ（virtual casino）、インターネットカジノ（intenet casino）とも言われます。

カジノの顧客であるプレイヤーは、インターネットに接続できるネットワーク環境とパソコンなどの機器があれば、実際のカジノに行くことなく、どこでもゲームを楽しむことができます。

オンラインカジノを利用するたのアプリケーション ^*1

オンラインカジノで遊ぶためのアプリケーションには、専用のアプリケーションを利用せずにWebブラウザを利用する方法と、専用のアプリケーションをダウンロードして利用する方法があります。

Webブラウザを利用する方法は、専用アプリケーションをダウンロードする必要がない分、簡単に始めることができます。以前は、Flash PlayerやJavaプレットを使用する方法が主流でしたが、最近はHTMLのみで実現する方法が主流となっています。

専用アプリケーションをダウンロードする方法では、最初の利用環境準備に手間がかかりますが、イメージやサウンドなどのコンテンツをあらかじめクライアントにダウンロードできるため、レスポンスよく利用することができます。一方、クライアントにプログラムやファイルをダウンロードすることから、マルウェア※をクライアントに取り込んでしまうリスクがあります。

ゲームの実施方法 ^*1

バーチャル型の特徴

バーチャル型のオンラインカジノは、ソフトウェアベースのカジノゲームで、疑似乱数発生器を用いてゲームの結果を生成します。

ソフトウェアによってゲームが進行することから、プレイヤーに、何らかの不正が行われてカジノのハウスアドバンテージが本来期待される値よりも上乗せされているのではないかという疑念を抱かれてしまう可能性があります。そのため、カジノによっては、独立した規制機関に外部監査を受けることで、信頼を得る取り組みを行っています。

バーチャル型のオンラインカジノでは、実際のカジノでは楽しむことのできないゲームを楽しめることも少なくなくありません。ゲームの種類が多いことが、ライブ・ディーラー型と比較したときの大きな特長です。

ライブ・ディーラー型の特徴

ライブ・ディーラー型のカジノでは、ゲームをスムーズに進行させるため、プレイヤーを支援する機能が提供されています。例えば、プレイヤーは、チャット機能を利用して、ディーラーに質問をすることができます。

ライブ・ディーラー型は、プレイヤーが実際にカジノでゲームを楽しんでいる感覚を得られることが、バーチャル型と比較したときの大きな特長です。

一方で、ディーラーなどのカジノのスタッフが対応する必要があるため、バーチャル型と比較してカジノのコストがかさみます。提供できるゲームは、バーチャル型のように多様なゲームの提供は難しく、バカラ、ブラックジャック、ルーレットなどのメジャーなゲームのみに限定されます。

合法性、違法性

日本国内では、刑法で、賭博場を開いた人は賭博場開帳等図利罪。賭博をする人は賭博罪、常習的に行っている場合は常習賭博罪、という犯罪に該当します。*3、*4、*6

オンラインカジノの合法性・違法性を理解するときに理解を難しくするのは、ゲームを主催するカジノ、オンラインカジノを実現するために主催者が設置するのサーバなどの装置、プレイヤーが別々の国にいる状態にてゲームが行われることです。

オンラインカジノ業者の拠点が国内にない場合、日本の法律による規制の対象外となります。一方、プレイヤーは、 客として日本から参加した場合、賭博罪に該当します。

「オンラインカジノ」の対義語

「Land Based Casino(s)」の「Land Based」は、「地上配備」という意味です。*5

海外旅行で行先にカジノがあるかを調べたいとき、カジノで有名な地域は日本語の情報サイトがありますが、さほど有名でない地域では日本語の情報サイトがない場合も多いです。そのようなときは、検索サイトで「land based casinos in XXXX」（ここで「XXXX」は地名や地域名）と入力すると、英語の情報を検索できます。

参考資料

最終更新日：2023年02月10日