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ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)

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ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)は、次のようなユニークな特徴を持つのブラックジャックの発展型ゲームです。

  • プレイヤーが、同時に2つのハンドをプレイする。
  • プレイヤーの2枚目のカードを、2つのハンドの間で入れ替えることができる

このゲームは、かなり以前より、ひっそりと楽しまれているゲームです。

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私がこのゲームと初めて出会ったのは、約20年前になります。場所は、ラスベガス。大きなカジノにはさまれた、小さなカジノでした。

カジノのディーラーは常連と思われる客に「新ゲーム」と紹介していましたので、ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)は約20年前のそのころに登場したゲームと思われます。

ラスベガスの2人の観光客

このゲームを見つけたときは、そのゲームの斬新さに興奮し、ルールを記憶した後に、ホテルへ戻って夜通し特徴を分析しました。そして、そのときの旅では、たっぷりとブラックジャック・スイッチを楽しみました。

このページでは、ブラックジャック・スイッチのルールと基本戦略、併せてこのゲームの楽しさをご紹介します。



ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)誕生の背景 *1

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ブラックジャック・スイッチは、カウンティング戦略を取るプレイヤー ジェフ ホール(Geoff Hall)氏によって考案されたゲームです。

彼は、最初に配られる2枚のカードがプレイヤーにとって不利なハンドが多いことに不満を抱き、そのような状況を改善すべく、このブラックジャック・スイッチのゲームを考案しました。

弱いハンドばかりくることに怒る外国人プレイヤー

ジェフ ホール氏は、ブラックジャック・スイッチの特許を取得しています。


ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)の特徴

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ブラックジャック・スイッチの基本的なルールは、いくつかの違いを除き、広く知られているブラックジャックのルールと同じです

プレイヤーは、いろいろな判断を求められ、ヒットスタンド(ステイ)、ダブルダウンスプリットなどを実行することができます。

ここでは、ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)特徴の要因となっている、通常のブラックジャックとは異なった2つのルールをご紹介します。


プレイヤーは、2つのハンドを同時にプレイ

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プレイヤーは、2つのハンドを同時にプレイします

1人のプレイヤーのプレイポジションごとに、2つのハンドのために2つのベッティング ボックス(betting box)があり、必ず、同額のチップを賭けなければいけません

ブラックジャック・スイッチのベッティングボックスと同額のベット

「No more bet!」のコールの後に、ディーラーはチップが置かれたベッティング ボックスと、ディーラー自身にカードを配ります。カードが配られる順番は、カードの裏表の向きは、通常のブラックジャクと同じです。

インシュアランスはハンドごとに判断

ディーラーの表向きに配られたカードがAのカードのときは、インシュアランスを行うかの確認が行われます。

インシュアランスは、ハンドごとに、賭ける、賭けないを選択することができます。片方のハンドのみインシュアランスを行ってもかまいません。

次に、ディーラーの表向きに配られたカードがAのカードまたは10と数えるカードの場合、ディーラーのブラックジャック確認が行われます。

ブラックジャック・スイッチではサレンダーが認められていませんので、ブラックジャック確認の前に、サレンダーの確認は行われません。

確認の結果、ディーラーのハンドがブラックジャックのときは、ここでゲームが終了となります。インシュアランスに賭けたときはプレイヤーの勝ち、ナチュラルなブラックジャックのハンドは引分け、それ以外はプレイヤーの負けとなります。

ディーラーのハンドがブラックジャックでないときは、次にゲームが進行します。


2つのハンドの間で2枚目のカードを交換可能

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ブラックジャック・スイッチでは、通常のブラックジャックと同様に、右側の席に座ったプレイヤーから順番にゲームが進行します。

プレイヤーは、ヒット、スタンド(ステイ)などの判断を行う前に、2つのカードの間で2枚目のカードを交換(switch)するかを判断します

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交換の意思表示のジェスチャーは、最近ブラックジャック・スイッチをプレイしていないので、忘れてしまいました。確か、右手の人差し指と中指でVサインを作り、手首をひねって合図したような気がします。

スイッチの宣言

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交換のジャスチャーは、テーブルに参加する前に、他のプレイヤーのしぐさを見て確認してください。

いったんヒット、スタンドなどの判断をしてしまうと、交換ができなくなりますので、注意してください。

また、カジノによっては、インシュアランスを賭けると交換ができなくなりますので、インスアランスを行う前に確認をしてください。

交換の判断が終了したあと、2つのハンドは関係性のない独立した2つのハンドとしてプレイが進行します

その後のゲーム進行は、次の「ルール詳細」で説明する若干の違いを除き、通常のブラックジャックと同じです


ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)のルール詳細

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ブラックジャック・スイッチのカード交換ルールは、プレイヤーに非常に有利なルールです

単純にプレイヤーに対して交換することを認めてしまうと、ハウスアドバンテージがマイナスになり、カジノが損をしてしまいます。

そこで、カード交換とは反対に、プレイヤーに不利となるルールが設定されています


ブラックジャックの配当は、通常の勝ちと同じ

Aのカードと10と数えるカードの組合せは、ゲームの名称と同じ「ブラックジャック」というとなります。

ブラックジャック・スイッチでは、最初にカードが配られた段階でAのカードと10と数えるカードの組合せとなるブラックジャックと、交換を行ったことにより組合せが成立するブラックジャックがあります。

2種類のブラックジャック

前者の最初に配られた状態で成立したブラックジャックを、「ナチュラル ブラックジャック(natural Blackjack)」といいます。

もう一方の交換によって成立したブラックジャクは、特に名称はありません。あえて名前を付けるとすると、「ナチュラルでないブラックジャック(non-natural Blackjack)」となります。

ナチュラル ブラックジャックも、ナチュラルでないブラックジャックも、配当は同じで 1 to 1。1枚チップ賭けると、賭けたチップも含めて2枚のチップが戻ってきます。

ブラックジャックでも通常の払戻

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通常ののブラックジャックでは多くのカジノが 3 to 2 の払戻倍率ですので、ブラックジャック・スイッチにおけるブラックジャックの配当を低く抑えることにより、プレイヤーとカジノの有利・不利のバランスがとられていることが解ります。


ディーラー合計22のバーストは引分け

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ブラックジャック・スイッチには、ブラックジャックの配当よりもプレイヤーに不利なルールが設定されています。そのルールは、ディーラー合計22のバーストは引分け(push)になるというルールです。

ディーラー合計22でバースト

通常のブラックジャックでは、右のイラストに描かれているようなディーラーが2Tの合計12から絵札を引く展開は、プレイヤーにとって最高に気持ちのよいものです。

ところが、ブラックジャック・スイッチでは、勝負の結果がすべて引分けとなります。最悪の気分です。

ディーラー合計22は引分け

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このディーラー合計22のバーストが引分けとなるルールは、単純にプレイヤーの期待値を下げるだけでなく、プレイヤーが行うヒット、スタンド(ステイ)、ダブルダウン、…の判断に大きな影響を与えます

後述するブラックジャック・スイッチの戦略テーブルは、通常のブラックジャックに比べてチャレンジしない、保守的な内容となっています。そのため、エキサイティングな場面の発生確率も抑えられています。

なお、ディーラがカードを引く前にプレイヤーがバーストしたときは、バーストした時点でプレイヤーの負けとなります。ディーラーが合計22となっても、引分けとはなりません。

プレイヤーバーストならディーラー合計22でも負け

プレイヤーがブラックジャックで、ディーラーが合計22となったときは、カジノによってルールが異なるため、注意が必要です。

プレイヤーにやさしいカジノでは、ナチュラル ブラックジャック、ナチュラルでないブラックジャックの両方で、プレイヤーの勝ちとなります。

ナチュラルでないブラックジャックも勝ちの例

一方、プレイヤーに厳しいカジノでは、ナチュラフブラックジャックのみプレイヤーの勝ちとなり、ナチュラルでないブラックジャックは引分けとなります。

ナチュラルでないブラックジャックは引分けの例

その他のプレイヤーに不利なルール

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ブラックジャック・スイッチのカード交換によるプレイヤーへのアドバンテージは大きく、カジノの視点で見たときに、ブラックジャックとなったときの等価配当とディーラーが22のときの引分けルール導入だけではまだ釣り合いがとれません。

そのため、ブラックジャック・スイッチには、次に示すようなプレイヤーに不利なルールも併せて導入されています。

  • サレンダーできない
  • プレイヤーは、最初に配られたカードがどんなに不利な状況であっても、サレンダーを選択することができません。

    サレンダーを選択できない

  • ディーラーは、ソフト17でヒットする
  • ディーラーは、ソフト17(ソフトセブンティーン、soft seventeen)でヒットします。これにより、プレヤーが勝つ確率が少し下がります。

    ディーラーのソフト17で負けた例

    ソフト17のあとで、引分けとなるケースも発生します。

    ディーラーのソフト17で引き分けた例

  • スプリットは1回だけ
  • スプリットしたあとでもう1枚同じ数字が配られても、再スプリットできません。スプリットは、ハンドごとに1回のみに限定されています。

    スプリットはハンドごとに1回のみ

プレイ前に確認が必要なその他のルール

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次に示すルールは、プレイヤーの判断にいろいろな制約が設けられているブラックジャック・スイッチのルールで、みなさんが気になると思われるポイントを記載したものです。

  • 合計11以外のハンドでもダブルダウンできる
  • スプリット後にダブルダウンできる
  • Aのカードのスプリットは、1枚のみ
  • スプリット後にダブルダウンできる

これらのルールは、通常のブラックジャックで、多くのカジノで採用されているルールと同じです。

ただし、カジノによっては異なるルールを採用している場合があり、気になるときはプレイを行う前に他のプレイヤーを観察したり、カジノのスタッフに確認することをおすすめします。


ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)の基本戦略

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ここでは、ブラックジャック・スイッチの基本戦略について説明します。

ブラックジャック・スイッチの基本戦略には、最初に配られた2枚目のカードを交換するか・交換しないかの戦略と、3枚目以降のカードを引く・引かないの戦略の2つがあります。


カード交換の基本戦略

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最初に配られた2枚目のカードを交換するか・交換しないかの判断は、ブラックジャック・スイッチの最も重要な戦略です。

しかしながら、最初に配られる2つのハンドの組合せは、かなりの数にのぼるため、戦略テーブルとは異なり、完全に暗記するのはほぼ困難です。

そのため、若干の例外には目をつむり、基本的な考え方に従って判断を行うことになります。

多くの場合、交換すべきか、そうでないかの判断は、さほど難しくありません。例えば、次のようなケースでは、交換した方が圧倒的にプレイヤーに有利であることが簡単に理解できます。

交換すべきかを簡単に判断できる例

次のようなケースでは、どちらを選択すべきか、迷ってしまいます。特に、慣れないうちは、考え込むかもしれません。

交換すべきか悩ましい例

ある程度腕に覚えのあるブラックジャックのプレイヤーであれば、合計17のハンドが相当弱いことは常識です。ならば、それなりに強い合計20のハンドと、強くも弱くもない合計18のハンドを選択した方がよいのではないかと考えてしまいます。

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しかし、この考えは、感覚ではなく確率で考えたときに、正しくありません。

このような状況でのカード交換の基本的な考え方は、「そこそこのハンドを2つ持つ」のではなく、一方が弱くなろうとも、最も強いハンドを持つになります。

次のイラストは、この「一方が弱くなろうとも、最も強いハンドを持つ」という考え方の効果が明確に表れた例です。

カード交換の基本的な考え方の効果例

「一方が弱くなろうとも、最も強いハンドを持つ」という基本戦略に従ってプレイすると、1勝・1敗のケースが多く、負けが込んでチップがどんどん減るという状況はそんなに起こらないことに気づきます。

ブラックジャック・スイッチは負けにくい、これがプレイヤー視点で見たときのブラックジャック・スイッチの最もしばらしいところです。


カードを引く判断の基本戦略

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3枚目以降のカードを引く・引かないの戦略は、戦略テーブルに集約されます

ここでは、戦略テーブルを、ハードハンドソフトハンドスプリットハンドに分けて、順番に確認します。*1


● ハードハンドの戦略テーブル

ハードハンドの戦略テーブルと、注目すべきポイントは、次のとおりです。

  • ダブルダウンを選択するケースは、通常のブラックジャックのケースよりも少ないです。
  • 合計5から9の戦略は、ポンツーンの戦略と同じです。(ポンツーンのみ選択できるダブルダウン後のサレンダーの判断を除きます。)
  • 合計12・13で、かつ、ディーラーがローカードのとき、ヒットを選択する範囲がブラックジャックより広くなります
  • 合計14~16の戦略は、サレンダーを選択できないことを除き、通常のブラックジャックと同じです。
  • 合計17以上の戦略は、通常のブラックジャックと同じです。
表:ブラックジャック・スイッチ ハードハンドの戦略テーブル
    ディーラーのオープンカード
    2 3 4 5 6 7 8 9 T A








合計5 H H H H H H H H H H
合計6 H H H H H H H H H H
合計7 H H H H H H H H H H
合計8 H H H H H H H H H H
合計9 H H H H D H H H H H
合計10 D D D D D D D H H H
合計11 D D D D D D D D H H
合計12 H H H S S H H H H H
合計13 H S S S S H H H H H
合計14 S S S S S H H H H H
合計15 S S S S S H H H H H
合計16 S S S S S H H H H H
合計17 S S S S S S S S S S
合計18 S S S S S S S S S S
合計19 S S S S S S S S S S
合計20 S S S S S S S S S S
T:10と数えるカード
H:ヒット
S:スタンド(ステイ)
D:ダブルダウン
赤字:通常のブラックジャックと異なる戦略

● ソフトハンドの戦略テーブル

ソフトハンドの戦略テーブルと、注目すべきポイントは、次のとおりです。

  • ダブルダウンを選択するケースは、通常のブラックジャックのケースよりも少ないです。
  • Aのカードと合計8・9の戦略は、通常のブラックジャックと同じです。
表:ブラックジャック・スイッチ ソフトハンドの戦略テーブル
    ディーラーのオープンカード
    2 3 4 5 6 7 8 9 T A








Aのカードと合計2 H H H H H H H H H H
Aのカードと合計3 H H H H H H H H H H
Aのカードと合計4 H H H H H H H H H H
Aのカードと合計5 H H H H D H H H H H
Aのカードと合計6 H H H D D H H H H H
Aのカードと合計7 S S S D D S S H H H
Aのカードと合計8 S S S S S S S S S S
Aのカードと合計9 S S S S S S S S S S
T:10と数えるカード
H:ヒット
S:スタンド(ステイ)
赤字:通常のブラックジャックと異なる戦略

● スプリットハンドの戦略テーブル

スプリットハンドの戦略テーブルと、注目すべきポイントは、次のとおりです。

  • スプリット選択範囲が、通常のブラックジャックよりも少なくなります。スプリット選択範囲が少なくなる傾向は、ポンツーンの戦略と同じです。
表:ブラックジャック・スイッチ スプリットハンドの戦略テーブル
    ディーラーのオープンカード
    2 3 4 5 6 7 8 9 T A








2のカード2のカード H H H SP SP SP H H H H
3のカード3のカード H H H SP SP SP H H H H
4のカード4のカード H H H H H H H H H H
5のカード5のカード D D D D D D D H H H
6のカード6のカード H H SP SP SP H H H H H
7のカード7のカード S SP SP SP SP SP H H H H
8のカード8のカード SP SP SP SP SP SP SP SP H H
9のカード9のカード H H SP SP SP H SP SP H H
10と数えるカード10と数えるカード S S S S S S S S S S
AのカードAのカード SP SP SP SP SP SP SP SP SP SP
T(および10と数えるカード):10と数えるカード
H:ヒット
S:スタンド(ステイ)
D:ダブルダウン
赤字:通常のブラックジャックと異なる戦略

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先の「カード交換の基本戦略」において、「ブラックジャック・スイッチは負けにくい」、「負けが込んでチップがどんどん減るという状況はそんなに起こらない」ということをお伝えしました。

実際のところ、負け込んでチップが急減することもありますが、そのような遭遇する原因で最も多いのは、戦略テーブルに逆らって、ダブルダウンをどんどん選択したときです。

戦略に逆らいダブルダウンを行って失敗した例

ブラックジャック・スイッチをプレイするのであれば、通常のブラックジャックと同じように、プレイ前に戦略テーブルを暗記しなければいけません。


1枚目が同じ数字のときの交換に意味はあるのか

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次のイラストのようなカードが配られた状況について確認してみます。1枚目のカードが同じ数字のため、2枚目のカードを交換しても、プレイヤーのハンドが合計16と合計12である状況には変化がありません。

1枚目が同じ数字の交換例

しかし、ヒットしたときに配られるカードが、9のカード5のカード10のカードの順番であったとすると、交換したときと交換していないときの結果は大きく異なります。

1枚目が同じ数字で結果の明暗が分かれた例

つまり、1枚目が同じ数字のときの交換は、勝ち負けの確率としては意味がないが、結果には意味がある、ということになります。

結果はカードを引くまで解りませんので、交換するか、交換しないかは、そのときの気分で決めて構いません

ただし、ディーラーが合計22のときにナチュラルなブラックジャックのみを勝ちとするカジノで、次のような交換を行うと、勝ちを捨てることになってしまう可能性があります。

ブラックジャック同士の交換失敗例

ブラックジャック2つに浮かれて、「払戻し倍率は同じだから。」と、冗談のノリで交換すると、痛い目にあいかねません。ルールによっては、払戻し倍率は同じでないんです。


ブラックジャック・スイッチ(Blackjack Switch)のハウスアドバンテージ

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ブラックジャック・スイッチのハウスアドバンテージは、プレイヤーがナチュラルでないブラックジャックで、ディーラーが合計21のときに、プレイヤーの勝ちとなるか、引分けになるかにより異なります

もちろん、プレイヤーの勝ちのときの方が、引分けのときよりもハウスアドバンテージは小さくなります。


ナチュラルでないブラックジャックがディーラー合計22と引き分けるルールのケース

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プレイヤーがナチュラルでないブラックジャックで、ディーラーが合計21のときにプレイヤーが勝ちとなるルールの還元率が、或るオンラインカジノのゲーム説明のページに公開されているのを見つけました。*2

その公開されていたプレイヤーへの控除率は、6デッキのときに99.92%でした。ハウスアドバンテージは0.08%となります。

この0.08%というハウスアドバンテージは、「ハウスアドバンテージ、控除率一覧」に掲載されている他のゲームのハウスアドバンテージ・控除率と比較していただけるとお解かりいただけるとおり、ものすごく小さな値です。つまり、ブラックジャック・スイッチは、他のゲームを比較して、かなりプレイヤーに有利なゲームといえます


ナチュラルでないブラックジャックがディーラー合計22と引き分けるルールのケース

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英語版ウィキペディアによると、アーノルド・スナイダー(Arnold Snyder)という人が、彼の示したカード交換戦略を導入することで、ハウスエッジ(ハウスアドバンテージ)を0.25%とすることができると述べているそうです。

この0.25%という値は、すべてを完全に暗記するのが困難なカード交換戦略において、現実的でよりハウスアドバンテージを抑える判断手順を提示した中で述べられている数字です。

したがって、ゲームの理論上のハウスアドバンテージは、0.25%よりやや小さいレベルであることが解ります。


参考資料

*1:Blackjack Switch (Dec. 16, 2022, 04:58 UTC). In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Blackjack_Switch 参考資料

*2:「Blackjack Switch」『ラッキーベイビーカジノ』。2023年6月8日 (木) 08:55 JST 参照、URL:https://www.777baby.com/ Web掲載情報のスクリーンショット

最終更新日:2023年06月19日

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